学科FAQ

Q1:何を勉強するのですか?

A1:大学・短大(以下、大学日本語日本文学科と短期大学部日本語文化学科を合わせて「日文科」と呼びます)ともに日文科では、高校までの国語を基礎に、さらに深くて幅広い日本の言葉について学びます。日本語学、日本文学、日本文化の知識を身に付け、コミュニケーションやプレゼンテーションなど日本語を実社会で使いこなす技能を習得することができます。

Q2:大学で学べるのは現代文学だけですか?

A2:いいえ。日本語についての学びは現代だけでなく、大昔から現代まで網羅していますし、文学だけでなく日本語のしくみやなりたち、書道、情報まで幅広く学べます。1・2年次で日本語、日本文学、コンピュータに関する基礎的な知識を身に付けた後、3年次から少人数のゼミに属して専門的な勉強を進めます。専門的な勉強について、挙げておきましょう。

  • 日本文学は、奈良時代から現代までの各時代(Q3参照)と漢文学を学びます。文芸創作も学べます。
  • 日本語は、言語知識に加えて外国人に日本語を教える日本語教育の知識を学びます。
  • 日本文化は、その歴史や多様性を学びます。とりわけ書道を組織的・専門的に学び、作品制作をします。
  • また、コンピュータを使った高度な技術を習得する、言語文献情報学を学ぶゼミでは、ホームページを制作します。
Q3:日本文学は他大学にもありますよね?

A3:日本文学は、日本語によって書かれた文学作品や作家等を研究対象としますが、専門家はそれぞれ対象とする時代を限定します。本学のように、上代(奈良)、中古(平安)、中世(鎌倉・室町)、近世(江戸)、近代(明治・大正)、現代(昭和・平成)の各時代の日本文学から、日本文学の基礎となる中国文学、さらには書道に至るまで、それぞれ専任(非常勤講師ではない)の専門家が揃っている大学は極めて希少です。

Q4:中学校や高校の国語の教諭になりたいのですが、資格は取れますか?

A4:短大では中学校の、大学では中学校と高等学校の国語の教員免許状を取得することができます。さらに副免許として、小学校教諭の教員免許状も取得することができ、日本語日本文学科出身で小学校教諭になる人も出ています。

なお、大学で取得できる「日本語教員」の資格は、日本語を「母語」としない人々(主に外国人)に日本語を教えるためのものであり、中学校や高等学校の国語教諭とは種類が異なります。日本語教員資格を取得できるのは、本学では日本語日本文学科だけです。この日本語教員資格では、夏季休暇中に韓国の提携大学(テジョン市のハンナム大学・ハンバット大学)で実習を行うプログラム(Q14参照)もあります。

Q5:情報の勉強は、どのくらいできるのですか?

A5:現代社会では、日常生活の隅々までコンピュータが使われています。そうしたコンピュータ運用の技能を身に付けるため、情報処理の基礎から日本語・日本文学のマルチメディア表現に至るまで、多種多様な科目を体系的に学習できます。

なお、日本語日本文学科におけるITパスポート試験(国家資格)の最近の合格率は80%以上(理系学生を含めた全国平均40~50%を大きく上回る)、情報検索基礎能力試験の合格率は97%です。

Q6:短大ではどのような勉強をするのですか?

A6:日本語文化学科では、日本人としてのアイデンティティーに根差した豊かな国際感覚と、自分の考えや思いを的確に他者に伝えることのできるコミュニケーション能力を身に付け、それらによって社会に貢献することのできる女性を育てることを特に重視しています。具体的には、日本語学・日本文学・情報関係の科目のほか、少人数授業で文章作成能力を高める「日本語ライティング」、「世界の中の日本語」、「児童文学を読む」、「日本の伝統文化」、「身体表現入門」(演劇的アプローチによって表現力を育てる)、「ビジネス敬語」、「プレゼンテーション入門」などの科目があります。

Q7:短大で学ぶ「文化」とは、どのようなものですか?

A7:日本文化として、科目名で言えば「日本の伝統文化」「現代の日本文化」「書道」「書の美の世界」「英語で学ぶ日本文化」「身体表現入門」(演劇的アプローチによって表現力を育てる科目で、コミュニケーション力アップという面もある)「海外文化体験演習」などを開講しています。こうした日本文化の学習を通して、日本人としてのアイデンティティーに根差した、本当の意味での国際感覚を養います。

Q8:大学への編入制度はありますか?

A8:短期大学部を卒業後、大学文学部日本語日本文学科3年次に編入できる制度があります(短大2年次に在学中、卒業見込みで受験できます)。毎年多くの学生が編入を希望しています。現在のところ、定員は25名です。短大在学中の学業成績と面接によって選考します。なお、他の4年制大学(関西大学、同志社女子大学等)の編入学試験を受験して合格する学生も、毎年若干名います。

Q9:編入学試験の面接ではどのようなことを聞かれますか? 筆記試験のレベルはどの程度ですか?

A9:編入学の面接で質問される最も主要な事柄は、当然ながら、志望動機です。日本語日本文学科の3年次に編入後、どのようなことを学習・研究したいかということです。なお、日本語文化学科から日本語日本文学科への編入試験で筆記試験はありませんが、日文科以外の短大生は筆記試験を受けなければなりません。そのレベルは大学入試の国語(現代文・古文)です。

Q10:書道の勉強はどの程度できますか?

A10:書道の教育は、他大学と比べて、かなり充実しており、大学でも短大でも、実用的なものから芸術的なものまで、また、実作から高度な鑑賞まで、幅広く学ぶことができます。大学では、「高等学校一種免許(書道)」を取得することもできます。

Q11:図書館司書、学校図書館司書教諭の資格について教えてください。

A11:「図書館司書」は、公立図書館・大学図書館・専門図書館などで図書の収集・整理・提供の業務に携わる専門職の資格です。大学および短大で所定の科目を履修して、単位を修得すれば、取得することができます。

「学校図書館司書教諭」は、小・中・高等学校の図書館を運営・管理する専門的職務に従事するための資格で、大学で取得することができます。学校図書館司書教諭の資格を取得するためには、教員免許状(教科は問わない)を取得しなければなりません。

Q12:博物館学芸員とはどんな仕事ですか?

A12:仕事の内容は、博物館資料の収集や保管・展示・調査研究などです。就職先としては、博物館、美術館、資料館、文化財団などが挙げられます。博物館学芸員の資格は、所定の科目を履修して、単位を修得すれば、卒業と同時に取得することができます。本学でこの資格を取得できるのは、日本語日本文学科だけです。

Q13:課外活動のようなものはありますか?
短日 丹嶺合宿

A13:学生と教員等を会員とする「武庫川女子大学国文学会」というものがあり、次のような活動を行っています。

  1. 会誌『武庫川国文』『会員の広場』の発行
  2. 著名な学者や文化人を招いての「学術講演会」
  3. 京都、奈良、須磨・明石などの名所旧跡を訪れる「文学遺跡探訪」
  4. その他

いずれも普段の授業とは異なった趣向で、楽しく学習を深めることのできる企画です。
日文学科としては、国内外への研修旅行を実施することがあります。大学・短大、いずれの学生も自由に参加できます。(ただし、参加希望者が一定数に達しない場合は実施しません。)

Q14:海外研修は実施されていますか?

A14:大学・短大、ともに履修することのできる「海外文化体験演習」という科目があります。本学のアメリカ分校MFWIで約3週間、「日本語教育」実習と「英語研修」を行うものです。この科目で修得した単位は、卒業要件に算入されます。

なお、研修ではありませんが、海外で行うものとしては、大学で日本語教員資格を取得する人のうちの希望者が夏休み中の6日間、韓国の大学で行う、日本語教育実習のプログラムがあります。国際交流基金の補助を受けているため比較的、安価な費用で実習することができ、参加可能人数は10~15名です。

また、本学全体(短大も含む)の共通教育科目には、休暇期間中にアメリカ・韓国・中国等の提携大学で行う「短期英語研修」「短期ハングル研修」「短期中国語研修」等があり、日文科の学生も多数参加しています。

Q15:就職先はどのようなところですか?

A15:小学校(A4参照)・中学校・高校の教員、公務員のほか、一般就職では様々な業種に就職しています。日本語学・日本文学・日本文化等の学習で培われた知識や思考力、問題解決能力、そして質の高い日本語力を身に付けていますので、あらゆる業種に対応することができます。

学生の就職を支援する大学全体のキャリアセンターや教職支援室のほか、学科にもキャリア対策委員や教職支援委員の先生がいて、日文科の学生の就職活動をバックアップしています。

「文学部」や「~文学科」に入っても、卒業後、就職先がないということが、何十年も前からまことしやかに語られていますが、少なくとも武庫川女子大学に関する限り、そのようなことはありません。日文科の就職率は他学科に比べて全く遜色ありません。