教員の紹介

山﨑 淳 [やまざき じゅん] 教授

山﨑 淳 教授
連絡先
jyamazak★mukogawa-u.ac.jp
(注)★を@に変えてお送りください。

 私は文学と仏教の関わりを中心に研究を進めています。特に寺院に所蔵されている文献が文学作品の成立にどのように関わってくるのかに興味を持っています。そのため寺院の調査をすることが多いのですが、それは寺院の蔵の中で眠っていた書物を外に出し、くっついた紙があればそれを剥がし、塵を払い(虫に喰われて悲惨な状態のものもあります)、番号を付して整理し、その書物1点1点から読み取れる情報を記録していく、という非常に地味な作業の繰り返しです。時々、「自分はいったい何をしているんだろう?」と思ってしまうこともなきにしもあらずですが、実は何も考えずに塵を払っているわけではなく、様々な書物を手に取りながら、「表紙に名前が見えるこの人は何者なのだろう?」「この記号は何を意味しているのだろう?」と興味のアンテナを絶えず立てています。こうした小さな積み重ねが、ある日、思わぬ発見や、ハっとした着想につながることもあります。
 私たちの新しい考えやより良い生活も、何もないところから突然現れるわけではなく、日々の積み重ねからもたらされるものと言えます。どうかいろいろなものに興味を持って接していき、得られたものを自分の中に貯めていってください。それらは豊かな財産となって、あなたがたを支えてくれることになるでしょう。

担当教科 日本古典文学概論、中世文学講読Ⅰ・Ⅱ、日本語表現演習Ⅰ・Ⅱ、日本古典文学史など
専門領域 日本中世文学、仏教文学、説話文学
所属学会 中世文学会、仏教文学会、説話文学会
経歴 大阪大学文学部文学科国文学専攻卒業
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得後退学
大阪大学より博士(文学)を授与
日本大学生物資源科学部(2009~2018)
主な業績 『近世寺社伝資料『和州寺社記』『伽藍開基記』』(共著 和泉書院 2017)
『神と仏に祈る山 美作の古刹 木山寺社史料のひらく世界』(共著 法藏館 2016)
『春日権現験記絵 注解』(共著 和泉書院 2005)
『金剛寺本『三宝感応要略録』の研究』(共著 勉誠出版 2007)『宝永版本 観音冥応集 本文と説話目録』(共著 和泉書院 2006)
「浄瑠璃『西国卅三番順礼記』第三段目について」(日本大学生物資源科学部人文社会系研究紀要『人間科学研究』15号 2018)
「相応寺創建説話における「河陽」と『元亨釈書』」(日本大学国文学会『語文』158号 2017)
「蓮体編『礦石集』と地蔵寺所蔵文献―地蔵関連資料を中心として―」(『仏教文学』39号 2014)