蜜蜂はミツバチか

皆さん、蜂はお好きでしょうか?

最近はアシナガバチをよく見かけますね。幼虫の餌を探しているのでしょう、草むらのあたりをうろうろしています。可愛いと思いませんか?

ところで、私たちは今でこそミツバチやクマバチやマルハナバチといった、特定の呼称を用いて、蜂を区別しますが、およそ千年前の日本では、蜂は区別されていたのでしょうか。されていたとして、どのように区別されていたのでしょうか。そこで「倭名類聚鈔」です。「蜂」「土蜂」「樹蜂」「蜜蜂」と項目が分かれています。今回はこの「蜜蜂」について、特に取り上げたいと思います。さて項目には何と書かれていたかといいますと、こうです。

「方言注云、蜜蜂、黑蜂在竹木爲孔、又有室者也」

どうでしょう。何だか私たちの知っているミツバチとは異なる特徴を持った蜂のように思えますね。「方言注」は中国の書物でしょうから、日本のミツバチと一致しているかと言われますとあやしいところです。それにずいぶん昔のことですから、日本のことにしても当時の蜜蜂と今のミツバチとが一致しているかすら謎です。多分、違うのではないでしょうか。とにかく、この記述だけでは何の蜂かはわからない、ということがわかりました。

では今度は「箋注倭名類聚鈔」も見てみましょう。これは狩谷棭斎の注がありますので、「倭名類聚鈔」が成立した頃からずいぶん後のものですが、蜜蜂についての注はかなり長いものです。面白そうですよ。

(M1 M・O)

2014/07/20