修士一年の日々

修士一年次概要

修士一年次では、自身が修士論文でどのようなことを取り上げるのかを決めていきます。研究対象としっかりと向き合うと共に先行研究の整理を進め、知識を深めていきます。
また、大学院では自身の研究成果を発表する研究発表会があります。そういった発表会でよりよい発表をするためには、どのようなレジュメを作ればいいのか、といったことも一年次では学びます。
研究に関する初歩的なことを学ぶのが修士一年次であるといえるでしょう。

修士一年次のイベント詳細

入学式、指導教授の決定

大学と同じように、大学院にも入学式があります。式のあとは、研究室に入り、修士の二年間をどの先生に指導していただくかを決定していきます。ここで、大抵の院生は学部時代のゼミの先生を指導教授に選ぶのですが、大学でやってきたこととは違った方面の研究をしたいと考えている院生はその方面がご専門の先生を指導教授に選びます。学部で学んだことを基礎にして、今までとは違った研究をすることができるのも大学院の魅力であるといえます。

日文科の大学院生は左のような研究室で日々、研究に励んでいます。
ゼミ教室よりも少し広めの部屋を院生5,6人で使用するので、スペースはゆったりとしています。

国文学会発表

大学院に入学して、三か月が経過した頃、国文学会で学部生に向けて自身が卒業論文でどのようなことを取り上げたのかを発表します。発表に向けて、卒業論文を見直すことで、自身の研究の原点とはなんなのかをしっかりと掴むことができ、修士論文を執筆するエネルギーに変えていくことができます。
さらに、この発表会を通して、レジュメの作り方や発表原稿の書き方なども学びます。研究の初歩を学ぶことのできる発表会であるといえるでしょう。

左 国文学会での卒業論文発表会の様子。
毎年、大勢の学部生が聴きにきてくださいます。大勢の聴衆へ向けての発表は少し緊張しますが、こういった発表会に参加していると、自身が院生になったのだという実感を持つことができ、嬉しくもあります。

修士二年生論文発表会参加

夏休みを目前に控えた7月。この頃になると、そろそろ修士論文のテーマを具体的に絞って考えていかなくてはなりません。ちょうどこの時期に修士二年の方々が自身の研究がどれぐらい進んでいるのかを発表します。その発表を聴講することで、自身の選んだテーマが修士論文のテーマとしてふさわしいものかどうかを考えることができます。
また、大学院を修了された先輩方の修士論文が図書館に収蔵されています。それらの完成した修士論文を読むことで、修士論文の文体や論理の展開方法を学んでいきます。

完成した修士論文は写真のように製本され図書館に保存されます。
原稿用紙換算で100枚近くの分量があるので、とても分厚いです。
「こんなに書かないといけないのー!?」と新入生は毎年ちょっとしたショックを受けます。しかし、書けるものなのです。書かないといけないのです。

第一次修士論文構想発表会

夏休みを利用し、自身が修士論文においてどのようなことを研究していくのかを具体的に形にしていきます。そして、ある程度研究の方向付けができてきた12月。先生方や他の院生を前にして、自身の現段階での研究成果を発表します。この段階では、まだまだ研究成果が未熟で、論もきちんと展開できていません。ですから、先生や先輩からいろんな意見をいただくことになります。その後は、そういった意見を参考にし、自身の研究をより良いものとするために研磨していきます。

武庫女の大学院は少人数精鋭なので、院生間の距離がとても近しいです。発表会だけでなく、日頃から、修士論文に関する意見を交換しあい、ともに勉強に励みます。
院生になると遠方の学会にも参加するようになるのですが、そんなときには、左写真のように学業成就のお守りをみんなへのお土産として買ってきます。「みんなで一緒に大学院を修了しよう!」が私たちの合言葉です!

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