日本語日本文学科、日本語文化学科
卒業を迎える皆様、保護者の皆様

学科教職員一同

日ごとに暖かさが加わり春の訪れを感じる頃となりました。本来であれば、皆さんは学生生活の締めくくりとなる卒業式をまもなく迎えるはずでした。しかしながら、本学ウェブサイトに掲載のとおり、卒業証書・学位記授与式の講堂での式典は中止となりました。新型コロナウイルスの感染拡大の防止を図り、皆さんの健康と安全を守るための決定ですので、どうぞご理解をいただきたいと存じます。

卒業式は、教育課程の修了を厳粛な儀式の場において確認することで、これまでの学生生活の区切りとし、新たな進路に旅立つための大きな節目となる式典です。多くの皆さんにとって大学の卒業式は、優に十年を超える学校での学びを終えて社会に巣立つ、その人生の区切りとなるものでもあります。教職員にとっても皆さんの門出を祝う大切な儀式であり、その機会が失われることは残念でなりません。

それに加えて、謝恩会・卒業記念パーティーも中止のやむなきに至りました。幹事さんにおかれては心をこめて準備してくださり、出席予定の皆さんも晴れの装いを楽しみにしていらっしゃったことと存じます。中止をお願いしたのは大学側であり、難しい判断を迫ったことにお詫び申し上げるとともに、要請を受け入れて下さったことに感謝いたします。教員には丁寧なご案内もいただいておりましたのに、はなむけの言葉を皆さんに贈る祝宴の場がなくなってしまったことが切に惜しまれます。

保護者の皆様におかれましては、ご息女のご卒業、誠におめでとうございます。今日に至るまで本学の教育に深いご理解と温かいご支援をたまわりましたこと、改めてお礼申し上げます。この度の決定につきまして、やりきれない思いにとらわれておいでのことと拝察申し上げます。晴れの日にお運びいただけませんこと、深くお詫び申し上げます。ウェブサイト掲載の学長文書にございますとおり、本学としても遺憾ながらこのような判断をせざるを得ませんでした。何卒ご理解をたまわりますようお願い申し上げる次第です。

卒業を迎える皆さんには卒業証書・学位記等を個別にお渡しすることになりました。式典はありませんが、それによって卒業することの意味が減じることはいささかもありません。この大学で学び、ともに過ごした時間は、一生にわたって確かな光を放ち続けると信じます。日本語日本文学科また日本語文化学科を卒業することを、どうぞ誇りにしてください。胸を張って今後の人生を歩んでくださることを、わたくしたち一同、心から願います。

付記 3月10日掲載の内容を一部改めました。